ぐんま探検 第3回「草津・白根の旅」

タイトル

『白根~草津~吾妻渓谷』

群馬県には四季折々の美しさを見せる自然がたくさんあります。
今回ご紹介する「草津白根」方面もその代表で、特に紅葉シーズンの美しさは格別。
昨秋、ホームページ『水の豆知識』コーナー担当スタッフと、水ネタ探しの取材に出かけました。
ちょっと季節はずれですが、ちょっくら行ってみんべぇ?


 

アルバム

秋も深まる10月下旬の白根山は紅葉には最高のロケーションです。一路、目指すはエメラルドグリーンの湯釜。平日だというのに駐車場はほぼ満車状態で、遠方からのナンバーの多さにはビックリ。

早速、車を降りて山の新鮮な空気を...のはずが、硫黄の臭いが一面に漂っていました(泣)

白根山

いつもより少し厚着をし、登山開始!!と、言っても湯釜までは10~15分程度。かなり軽快な足取りでスタートしたものの頂上に着く頃には、足はガクガク、呼吸はハーハー。

それでも、荒涼とした中での幻想的なエメラルドグリーンの湖は息を飲むほど魅力的でした。カメラを抱えた私は思わず林家パー子状態です。

頂上

疲れたせいか帰りの車内は無言気味に。車窓から見える殺伐とした山肌には月面のクレーターのような無数の気孔があり、臭いの強い硫化水素の蒸気が噴出し、動植物を寄せ付けない、異様な雰囲気を醸し出していました。

そして、今回の旅のしめくくりは「吾妻渓谷」です。ここの見事な渓谷美は関東の「耶馬溪」と呼ばれるほど。

しかし、この名勝「吾妻渓谷」の一部は数年後にはダムの底に沈もうとしています。人の手でこの美しさが壊されてしまうのはなんとも寂しいものですね。

吾妻渓谷

雄大な景色や、自然の美しさを間近に見て心身ともにリフレッシュした一日でした。ただ、足が棒状態の筋肉痛が何日続いたことか...(笑)

ひとくちメモ

 

編集後記

そろそろ桜の開花情報が待ち遠しい季節となりましたね。
つい、ぽかぽか陽気に誘われて、外出したい...そんな気分の今日この頃です。
今回は、昨秋取材にでかけた『白根~草津~吾妻渓谷』の旅をご紹介いたしました。
ここは群馬県でも有名な紅葉スポットで、中でも吾妻渓谷の紅葉は絶景です!
しかし、この渓谷も何年後かには建設中のダムの底に...。 
深い谷、川に流れ込む沢の大きさ、遠くの山の威容...こんな素晴らしい自然、
ここをふるさととしてきたの人の心、すべてを水の底に沈めてしまうのは、何とも心が痛みます。
吾妻の山々も長い冬が終わって、春の訪れを待ちわびている頃でしょう。
これからの季節、日に日に春の輝きを増す吾妻渓谷に、是非遊びにいらしてください。

投稿者 アクアス総研 : 2008年3月12日 15:44